弁護士に子供のいじめを相談した体験談

弁護士1

いつの世の中も子供のいじめはなかなかなくなりません。インターネットの普及によって、子供のいじめは大人から見えにくいものになり、より深刻化しています。私の子供もインターネット上を中心としたいじめにあい、登校拒否になってしまいました。

そこで、いじめ問題を弁護士に相談し対処した体験談を紹介します。現在、いじめで悩んでいる方の参考になれば幸いです。


大人が気付かないところでいじめは進行している

私の子供は現在中学2年生の女の子です。中学校入学を機に、スマホを持つようになりました。初めはスマホに夢中になって、夕食や宿題をしている時などいつも持ち歩くため、頻繁に注意をしていました。その反面で、娘が他の子達と同様にインターネット上でのコミュニケーションを楽しんでいることに成長を感じ、嬉しくも思っていました。

そんな娘があまりスマホを触らないことにある時気が付きました。肌身離さずお風呂やトイレにまで持って行っていたスマホを全く触らない日が続いていました。初めは、「スマホにもうあきたのかな?」と思っていました。

ですが、やはり若い女の子にとってスマホがすぐに飽きるものとも思えません。そこで、何気なく娘に「何で最近スマホ見てないの?」と聞いて見ました。すると、娘からは「嫌なことばかり送られてくるから怖くて見られない。

」と思いもよらない言葉が返ってきたのです。驚いて、娘の代わりに私がスマホの中身を見ると、そこには思わず目を伏せたくなるような娘への悪口や暴言が飛び交っていました。そのほとんどは根拠がないようなことばかりです。

娘に「いじめられているの?」と聞くと、「多分。」という返事です。聞けば、暴力やあからさまな無視というよりはSNSや掲示板上で悪口を書き込まれたり、個人情報をばらまかれたりしているようです。犯人は確実ではないけれど部活でトラブルになっている同級生だろうと目星もついているようでした。

目に見える暴力や無視がなかったため、保護者である私も全く気が付くことがなく娘には非常に申し訳ない気持ちになりました。それと同時に、大人の知らないところで目に見えないいじめが進行することに恐ろしさを感じました。

学校に相談しても何の解決にもならなかった

娘へのインターネット上のいじめが発覚し、私は早速中学校を訪ねました。初めは、担任にいじめの事実を伝えましたが、「学校では問題なく過ごしている。」という理由から全く取り合ってもらえませんでした。ある程度は予想していましたが、学校がこれほど無関心ということにとても憤りを感じました。

担任ではだめだと感じ、次に学年主任と校長と話をしました。夫にも同席してもらったため前回よりは多少対応が良くなりましたが、それでも娘に対するいじめは認めてもらえませんでした。SNS上での悪口については、該当する子供達に注意をすると約束してくれましたが、「子供の遊びの範疇ではないか?」と言われてしまいました。

個人情報をばらまかれたことに関しても、匿名の掲示板だったため「犯人がこの中学校の生徒かどうかわからない。」とあくまでいじめではないという見解でした。そして、学校に行ったことは、娘にとって逆効果になってしまいました。

学校に親が行ったことがまたSNSで広まってしまい、今度はあからさまな無視をされたり、物を隠されたりするようになってしまったのです。娘は、このことがきっかけで学校にいけなくなってしまいました。

法テラスで初めての法律相談

学校には、あくまで相談に行ったつもりでした。できれば、一緒に悩み子供にとって一番良いことを考えてほしいと思っていました。ですが、学校側からは、私たち夫婦が学校を責めているように見えたようです。全く取り合ってもらえなかったことに落胆し、誰かに相談に乗ってほしいと思うようになりました。

娘は、根拠のない暴言を吐かれたり個人情報をばらされたり、物を盗まれたりしています。これは犯罪に当たるのではないかと考え法的な対応ができないか考えました。そこで、一番に思いついたのが弁護士への相談です。ですが、弁護士に相談などしたことがなかったため、どこに相談すればよいのか分かりませんでした。

そんなとき、夫が見つけてきたのが法テラスの無料法律相談です。どんなことでもとりあえず聞いてもらえるということで、いじめについて相談に乗ってもらうことにしました。地域の法テラスは、とてもきれいで開放的なところでした。

そこで、担当してくれた弁護士がたまたま職場などのいじめ問題にも精通している人でそのままその弁護士の所属している弁護士事務所に相談を引き継ぐことになりました。学校では、全く相談という形にならなかったのに、法テラスでは一気に物事が進んだので本当にうれしかったです。

弁護士事務所にいじめ問題を相談

法テラスで弁護士事務所を紹介してもらってからすぐに相談に行きました。その時、言われたことは相談時間をなるべくコンパクトにするためにいじめの発覚から今までの流れを時系列にまとめて持ってきてほしいということでした。

相談時間に応じて相談料金がかかることに配慮してくれた提案で非常に良心的な事務所だと感じました。娘にも協力してもらい、いじめが始まった時のことや学校との懇談、その対応などをA4用紙2枚分くらいにまとめて持っていきました。

弁護士事務所では、私の話を親身に聞いてもらうことができました。時折、質問を挟んでくれたおかげで私自身も自分達が今どのような状況にあるのかを客観的に見直すことができました。話を聞いてもらえただけで、なんだかとても力をもらえたように感じました。

その上で、弁護士からは、裁判をおこしたいのかということを確認されました。私たち親子の願いは、いじめがなくなることと学校側がいじめを認めて主犯格の子供達を見張ってもらうことです。誰かを犯罪者にしてお金が欲しいわけではないことを伝えました。

その結果、証拠を集めて私の代理人として学校や主犯格の子供達の保護者と話すことを提案してくれました。

弁護士が代理人として学校や保護者にいじめを認めさせてくれた

弁護士5

SNSでのいじめがメインだったので証拠が残りやすく、比較的証拠集めは簡単でした。娘は日記も書いていたのでそれも証拠として弁護士に渡しました。それらの証拠をまとめて、弁護士が学校やいじめの主犯格の子供の保護者を集めて話し合いの場を持ってくれました。

学校側は明らかに弁護士が出てきたことに慌てていました。また、加害者の保護者も弁護士が持ってきた証拠を見て、すぐに自分の子供の非を認めてくれました。保護者が認めたことが大きなきっかけとなり学校側もいじめを認め謝罪をしてくれました。

今回は、訴えることをしなかったので損害賠償など私たちが手にするものはほとんどありません。弁護士費用くらい負担してもらおうかと思いましたが、娘の尊厳を守ることができたので、出費は気にしないことにしました。

何よりも、誰に相談すればよいのかわからない時に、弁護士が丁寧に親身に聞いてくれたことがとても嬉しかったので、今回の結果に満足しています。今ではいじめは、すっかりなくなったようですが、インターネットを介したいじめはまたいつどこで始まるかわかりません。

親としてはこれからもしっかりと娘を見守り続けるとともに、また困ったことがあれば弁護士を頼ろうと考えています。

参考情報→債務整理・借金返済の無料相談なら弁護士法人アディーレ法律事務所:https://www.adire.jp/